前書き
技育展2023 決勝大会にて,ソロで作った作品で企業賞を受賞することができたため,体験記を残しておく.
1年以上前のことなので記憶は曖昧.
技育展とは
サポーターズ主催の国内最大規模エンジニア学生のためのピッチコンテスト
応募するきっかけ
SecHack365でお世話になったアシスタントの方が,SecHack365で作った作品を技育展に出しており,自分も出した.
応募した作品
技育展2023では,他のハッカソンやコンテストで作った作品を応募できたため,SecHack365で作成したネットワークの可視化ツールを応募した.
個人開発でアイディア出し・設計・プログラミング・リリースまで行った.
技育展2023の流れ
1. 登壇エントリー
最初は登壇エントリーがある. どの程度開発が進んでいるのかといったことを記載した. 基本的には,ここは通過できる.
2. 地区ブロック予選(オンライン)
登壇エントリーが通ると,次は地区ブロック予選があった. 全7ブロックで予選が開催され,中部ブロックで参加した. ブロックによっては参加チーム数に差があったが,チーム数によって決勝大会に進めるチーム数も傾斜が掛かっていたと思う.
3. 決勝大会(オフライン)
地区ブロックを通過すると,決勝大会に参加できた. 決勝大会はオフラインで開催され,東京大学が発表会場だった. 決勝大会では優勝作品や準優勝作品,企業賞作品などが選抜された.
発表について
地区ブロック予選
地区ブロック予選はオンラインでの発表だった. 1作品ごとに2分しか発表時間が与えられなかった. また,作品の評価は投票で行われ,ブロックで参加したチーム・学生審査員・審査員が投票できた. 審査員の1票が重くなるように傾斜が行われていたと思う.
意識したこと
- 発表時間が短いため,作品の大きな特徴のみを伝える
- チーム数も多かったため,より印象に残るスライドデザインにした
- デモを入れ,作品の動いているイメージを与える
- リリースまで完了していることを伝え,作品の完成度をアピール
- 1スライド1メッセージ
こうした発表を行い,結果として地区ブロック予選を突破することができた.
決勝大会
決勝大会はオフラインでの発表だった. 1作品ごとに3分の発表時間が与えられた. 作品の評価は,スポンサー企業の審査員票のみだった.
意識したこと
- 発表時間が短いため,作品の大きな特徴のみを伝える
- チーム数も多かったため,より印象に残るスライドデザインにした
- デモを入れ,作品の動いているイメージを与える
- リリースまで完了していることを伝え,作品の完成度をアピール
- 1スライド1メッセージ
- 企業の審査員に向けた,共感できる疑問を最初に投げかけた
基本的には地区ブロック予選と同じことを意識した.変えた部分は,最初の問いかけ的なところだ.審査する人によって,どういった共感を得るかを考え,今回は審査員向けに変更した.
その結果,審査員の方から最初の問いかけに対する共感を得ることができ,企業賞を受賞することができた.
振り返って
ハッカソンで評価されるには,評価する人が誰なのか・その人に何を伝え,どういった共感をして欲しいのかということを考える必要があると思う.作品を構成する技術も大切だが,その作品の見せ方やアピールも同じくらい大切だ.そこを怠ってしまうと,作品の良さが伝わりきらずもったいない.今回決勝大会で企業賞を受賞できたのも,良さを伝える表現が上手くできていたからだと考える.